「マルポメと暮らしてみたいけど、一人暮らしだと大変かな…?」
そんな不安を感じている方もいるかもしれません。
でも、実はマルポメ(マルチーズ×ポメラニアンのミックス犬)は、一人暮らしとも相性のいいパートナーなんです。
コンパクトな体格と、人懐っこい性格は、限られた空間でもしっかり絆を築ける魅力があります。
もちろん、一人でお世話をするぶん「ちょっとした工夫」や「事前の準備」は大切。
でもそれさえ押さえておけば、安心してマルポメとの毎日を楽しむことができます。
この記事では、一人暮らしでマルポメと快適に暮らすための具体的なヒントを、暮らしの場面別にわかりやすくご紹介します。
一人暮らしでも大丈夫!マルポメと快適に暮らす7つのヒント
留守番の不安をやわらげる工夫をしよう
甘えん坊なマルポメが安心して過ごせる環境づくりがカギ。
お世話しやすい部屋のレイアウトを整える
トイレ・水・寝床などの位置を工夫して、日々の手間を減らそう。
緊急時に備えて“預け先”と“連絡手段”を確保
もしものときに慌てないよう、事前に体制を整えておくのが安心。
ペット可物件は“飼いやすさ”の視点で選ぶ
フローリングや音環境など、実際に暮らすうえでの快適さが重要。
便利なスマートグッズを上手に活用
自動給餌器や見守りカメラで、一人暮らしの負担をグッと軽減。
散歩や遊びは“スキマ時間”を味方に
毎日15分でもいい。生活リズムに取り入れることが継続のコツ。
しつけは“ひとりで完結”を意識して計画的に
一人だからこそ、ルールをぶれずに伝える姿勢がマルポメに安心を与えます。
それでは、一つずつ解説していきましょう。
一人でも安心してマルポメを迎えるために
一人暮らしでマルポメを飼ううえで、まず気になるのが**「お留守番」**のこと。
特にマルポメは甘えん坊な子が多く、急にひとりぼっちになると不安になってしまうこともあります。
出かけるたびにクンクン鳴いてしまったり、玄関にずっと座って待っていたり…。
そんな姿を見て、「大丈夫かな…」と心配になる飼い主さんも少なくありません。
スキンシップが大切
マルポメが安心してお留守番できるようにするには、“事前と事後”のフォローが大切です。
- 外出前には、短時間でもスキンシップの時間をとる
- 静かな音楽やテレビをつけておく(無音にしない)
- 玄関でのお見送りを習慣化することで安心感が生まれる
「このあと帰ってくるんだよ」とマルポメが感じ取れるような、一定のリズムを作ると良いでしょう。
クレートや安心グッズを活用しよう
留守番中に落ち着ける場所を作ることも大切です。
普段から慣れているクレートやベッド、においのついたブランケットがあると、
安心して過ごせる“自分の居場所”になります。
また、知育トイやおやつを入れたコングなどを使うことで、留守中も時間を楽しく過ごせる工夫ができます。
少しずつ慣らしていく「ミニ留守番」から
いきなり長時間の留守番をさせるのではなく、最初は数分から10分程度のミニ留守番で練習していくのがポイント。
帰宅後に静かに褒めてあげることで、「ひとりで待てた!」という成功体験にもつながります。
お留守番=さみしい時間ではなく、“安心してひとりの時間を過ごす練習”として考えていくと、マルポメも飼い主さんも気持ちが楽になりますよ。
お世話しやすい部屋のレイアウトを整える
忙しい朝や疲れて帰ってきた夜、
お世話がスムーズにできると、それだけで心と時間にゆとりが生まれます。
一人暮らしでマルポメを迎えるときは、お世話動線(どこで・何を・どうするか)をあらかじめ整えておくと、毎日の暮らしがとっても楽になります。
トイレ・お水・ベッドの配置を見直そう
基本的な配置ポイントは以下のとおりです:
- トイレは人の出入りの少ない静かな場所に
- お水はいつでも飲めるように、視線の届く場所に
- ベッドは日差しがやさしく入る場所やクーラーの直風を避けた場所に
床掃除のしやすさも意識しながら、“犬も人も快適な位置”を探してみましょう。
グッズを置くスペースもあらかじめ確保
一人暮らしでは特に、ペットカメラや自動給餌器の設置場所をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
- カメラは「トイレ」「ベッド」「部屋の中央」が映るように
- 自動給餌器は、壁際の安定した場所に設置
- 電源コードは犬がかじらないようコードカバーで保護
設置のしやすさと安全性を両立することで、日々の安心感とお世話の時短が実現します。
人の生活動線もスムーズに
たとえば、朝起きてすぐにフードの用意 → 食事中にトイレチェック → 出勤前にベッドの整え、
といった“一筆書きで動ける配置”を意識すると、毎日がグッとラクになります。
レイアウトは「犬のため」だけでなく、“自分が疲れない配置”にすることも大切。
ちょっとした位置調整で、お互いの生活がうんと快適になるはずです。

緊急時に備えて“預け先”と“連絡手段”を確保
一人暮らしで犬を飼う上で、意外と見落としがちなのが**「自分に何かあったときの備え」。**
体調不良や急な出張、入院、冠婚葬祭など――
“その日だけ預けたい”というケースは、意外と突然やってきます。
そんなときに慌てないよう、日頃から準備しておくことが安心のカギです。
近所の預け先をリストアップしておこう
まずは、信頼できるペットホテルや一時預かりサービスをいくつかチェックしておきましょう。
- 自宅からの距離(徒歩圏内 or 車で行ける範囲)
- 24時間対応か、時間帯制限があるか
- 小型犬(マルポメ)に適した環境か
- 必要な書類(ワクチン証明など)の確認
事前に一度見学に行っておくと、実際の雰囲気やスタッフの対応も確認できて安心です。
緊急時の連絡先も用意しておく
自分が対応できないときに頼れる家族や友人がいる場合は、あらかじめ「この人に連絡してほしい」というリストを作っておくとベストです。
- 緊急連絡先の名前・電話番号
- マルポメの性格やごはん・アレルギー情報などの簡単なメモ
- かかりつけの動物病院の情報
これらを紙にまとめて、冷蔵庫や玄関付近など見える場所に貼っておくのもおすすめです。
「ペットがいます」カードで万が一に備える
災害や事故など、自分が外出先で倒れてしまう…そんな万が一のときのために、
スマホケースやお財布に「ペットが自宅にいます」カードを入れておくと、救急対応時に命を守れる可能性が広がります。
いざというときに「どうしよう」とならないように――
“最悪の事態”は考えたくなくても、備えておけばお互いに安心です。
ペット可物件は“飼いやすさ”の視点で選ぶ
「ペット可」と書かれていれば、どんな物件でもマルポメと快適に暮らせる――
…というわけではありません。*一人暮らし+小型犬(マルポメ)の組み合わせだからこそ、物件選びでは“本当に飼いやすい環境かどうか”を見極める視点がとても大切です。
「ペット可」にもいろいろある
まず確認したいのは、“ペット相談”と“ペット可”の違い。
「ペット相談可」はあくまで条件次第で許可される場合が多く、
犬種・大きさ・頭数などによってはNGになるケースも。
「小型犬1匹まで」「体重5kg以下」「吠え癖のない犬限定」など、
物件ごとの規約や条件は事前に細かくチェックしておきましょう。
音のトラブル防止=壁の厚さが重要
マルポメは比較的静かな子も多いですが、
興奮したときやお留守番時に「ワン!」と吠えることもあります。
そのため、隣室との壁が薄い物件は避けるのがベター。
特にアパートタイプの物件では、防音性を確認するために以下をチェック:
- RC(鉄筋コンクリート)構造か(防音性が高い)
- 隣接部屋と“壁共有”でなく“ずらし構造”になっているか
- 内覧時に「隣の生活音がどれくらい聞こえるか」を意識する
お互いが快適に暮らすためには、防音性は最優先事項です。
フローリングの素材もマルポメ目線で確認
マルポメの足腰にやさしい環境をつくるには、滑りにくい床材が理想的です。
- フローリングは“ツルツル素材”だとすべりやすく危険
- できればクッションフロアやラグ敷きがOKな物件を選ぶ
- 賃貸でも敷ける滑り止めマットやコルクタイルが使えるか確認しておく
すべる床はマルポメの関節に負担がかかりやすく、将来的なけがの原因にもなります。

ボクのおうちはフローリングだったけど、カーペットを敷き詰めてもらったんだよ🐾
散歩しやすい周辺環境もチェック!
物件探しでは“室内だけでなく周囲の散歩環境”も忘れずに確認しましょう。
- 車通りが多すぎないか(静かで安全な道があるか)
- 公園や緑のある散歩コースが近くにあるか
- ペット同伴OKなカフェや施設があるかどうかも◎
マルポメは毎日の散歩でストレスを発散したり、
飼い主とのコミュニケーションを深めたりすることが大切です。
“歩いて楽しい”環境が整っているエリアは、飼い主にとっても大きなメリットになります。
管理規約は絶対に確認!
どんなに理想的な部屋でも、
あとから「この犬種はNGだった」「ペット用シーツをベランダに干すのは禁止」など
ルール違反になるようなことがわかると、トラブルの元に。
契約前には、管理会社や大家さんにしっかり確認することを忘れずに。
物件選びは、マルポメとの暮らしのスタートライン。
「ただ住める」だけでなく、“気持ちよく、長く一緒に過ごせるか”という視点で選ぶことが、
お互いにとってストレスの少ない快適な暮らしへの第一歩になります。

便利なスマートグッズを上手に活用
一人暮らしでマルポメを飼うと、「もうひとりの手があったらいいのに…」と感じる瞬間がたくさんあります。
そんなとき、便利なペット用スマートグッズが心強い味方になってくれます。
最近は、自動化や遠隔操作ができるアイテムも豊富にあり、
“忙しくてもちゃんとお世話したい”という気持ちをサポートしてくれる時代になっています。
自動給餌器&自動給水器で、外出時も安心
外出が多い方には、自動給餌器&給水器の導入がおすすめです。
- 決まった時間に自動でフードが出てくるタイプ
- スマホアプリと連動して、外出先から操作できるモデル
- 録音した飼い主の声が流れるものもあり、安心感UP!
マルポメは生活リズムを大切にするタイプの犬種でもあるので、
ごはんの時間が一定であることは心の安定にもつながります。
ペットカメラで「いつでも見守れる」
仕事中や外出時に「うちの子、今どうしてるかな?」と気になる方には、
スマホで映像を確認できるペットカメラがぴったり。
- 留守番中の様子がリアルタイムで見られる
- 鳴き声や動きに反応して通知が届く機能つきも
- 2WAY通話で声をかけられる機種もある(※使い方は注意)
特に一人暮らしでは、「いざというときに様子が見える」安心感が大きな支えになります。
あると便利!その他のおすすめアイテム
- 自動照明&空調タイマー:季節の温度管理にも役立つ
- スマートプラグ:エアコンや照明のON/OFFをスマホ操作
- スマートホーム連携機器:アレクサやGoogle Homeと連動すれば声で操作も可能
これらのグッズを取り入れることで、「飼い主がいない時間=不安」ではなく「快適に過ごす時間」へと変えていけます。
もちろん、スマートグッズはあくまでサポート役。
最終的には、日々のスキンシップや信頼関係がマルポメの安心感を支えます。
それでも「一人で全部やるのは大変…」と感じたら、ちょっとした機械の手を借りるのも、立派な選択肢です。
毎日の暮らしをもっと楽にするコツ
散歩や遊びは“スキマ時間”を味方に
一人暮らしで仕事や家事に追われていると、
「今日はちょっと疲れたな…」「遊んであげる時間が取れないかも」
そんな日もありますよね。
でも、マルポメはとても賢く、飼い主とのコミュニケーションが大好きな犬種。
たとえ短い時間でも、“一緒に過ごす時間”があることが何よりうれしいのです。
忙しい日常に組み込みやすい「ミニ時間」
おすすめなのは、スキマ時間を上手に活用するスタイル。
- 朝の支度前に5〜10分だけ遊ぶ
- 帰宅後すぐに短いお散歩へ
- 食後のリラックスタイムにブラッシング&なでなでタイム
1回30分の完璧な散歩より、1日3回の“ちょこっとふれあい”のほうが、マルポメにとっては充実して感じられることも。
遊びも“生活の中に溶け込ませる”
遊び時間=特別に取らなきゃ、と思うと負担に感じがちですが、
「生活の一部」にしてしまうと自然と習慣化できます。
- 歯みがきガムを渡している間に、洗濯物を畳む
- 座ってスマホを見るとき、横でおもちゃをカミカミ
- コングにフードを詰めて、時間をかけて食べてもらう
こうした「同じ空間で過ごすだけの時間」でも、犬にとってはうれしいふれあいのひとときです。
生活リズムが安定すると、お互いにラクになる
毎日同じような時間帯に散歩や遊びを取り入れると、
マルポメも「次はこの時間に○○するんだ」と自然と覚えていきます。
リズムが整えば、無駄吠えやそわそわの軽減にもつながり、
飼い主も「今日どうしよう…」と悩まずに済むようになります。
“時間がないからできない”ではなく、
“短くてもできることを続ける”という発想が、
一人暮らしとマルポメの暮らしを両立するコツです。
しつけは“ひとりで完結”を意識して計画的に
一人暮らしでマルポメと暮らす場合、しつけのすべてを自分ひとりで担当することになります。
家族と一緒に育てる場合のように、「誰かが代わりに教えてくれる」ことは基本的にありません。
だからこそ、計画的に、そしてブレずに進めていくことが、マルポメにとっても安心につながります。
一貫性がマルポメの安心感になる
犬はとても頭が良く、ルールが統一されているとすぐに覚える力があります。
逆に、「昨日はOKだったのに今日はダメ」となると混乱してしまいます。
たとえば:
- ソファに乗っていいかどうか
- トイレの失敗時の対応(叱る? 無視する?)
- おやつのタイミングと量のルール
これらをあらかじめ自分の中でしっかり決めて、毎回同じ対応を心がけることで、
マルポメは「これはこうなんだな」と安心して行動できるようになります。
計画を立てて進めるのがおすすめ
しつけは一度に全部やろうとせず、テーマをしぼって少しずつクリアしていくのがコツです。
例:
- 【1週目】トイレトレーニング強化
- 【2週目】クレートで静かに過ごす練習
- 【3週目】おすわり・待ての強化
- 【4週目】お留守番中の落ち着きアップ
週ごと・月ごとの目標を立てておくと、達成感もあり、焦らず進められます。
ご褒美と叱り方にもルールを
- 成功したときはその場で小さなごほうびを(タイミングが命)
- 失敗したときは無視or静かにリセット(怒鳴らない・長く叱らない)
- 「できて当たり前」ではなく、「できたらうれしい!」という気持ちで
一人だからこそ、“冷静で丁寧なしつけ”ができるのは強みです。
誰かと分担はできないけれど、そのぶん“うちの子を一番理解しているのは私”という信頼関係が、しっかりと築けます。
マルポメとの暮らしが長くなるほど、その絆の深さを実感することになるでしょう。

まとめ|マルポメとの暮らしは、ちょっとの工夫でぐっと楽しくなる
マルポメとの暮らしは、
「一人でお世話できるかな?」「お留守番させるのが心配…」と感じることもあるかもしれません。
でも、この記事で紹介したようなちょっとした工夫や準備をしておくだけで、
一人暮らしでも十分に快適で楽しい毎日を送ることができます。
7つのヒントをもう一度おさらい
- 留守番前後のスキンシップや環境づくりで、不安を軽減
- トイレやお水の配置を工夫して、お世話しやすい動線をつくる
- 急な体調不良や出張に備えて、預け先&緊急連絡先を準備
- 「ペット可」だけでなく、防音性や床材まで考えて物件選びを
- 自動給餌器やカメラなど、便利グッズを味方につけて負担を減らす
- スキマ時間にふれあいを取り入れ、生活リズムを整える
- 一人だからこそ、しつけは一貫性を持って計画的に進める
マルポメは、小さな体にやさしさと愛情がたっぷり詰まった存在です。
一緒に過ごすうちに、きっとあなたの毎日が、少しずつあたたかく、笑顔の多いものに変わっていくはずです。
一人暮らしだからこそ築ける深い絆と信頼関係――
その特別なパートナーシップを、ぜひマルポメと育んでみてくださいね。
