「何度教えてもトイレを失敗しちゃう…」
「どこでさせたらいいの? いつ誘導すればいいの?」
そんな悩みを抱えるマルポメの飼い主さんは、決して少なくありません。
でも安心してください。
マルポメの性格に合った環境と方法を整えれば、トイレは必ず成功します。
トイレトレーニングは、飼い主さんとマルポメの信頼関係を育てる大切なステップ。
焦らず、ひとつずつ進めていけば、ちゃんと覚えてくれるようになります。
この記事では、次のようなことをわかりやすく解説します:
- マルポメがトイレを失敗してしまう理由
- 成功率を上げるための環境づくりと誘導のコツ
- 叱らずに上手にやめさせる方法
- トイレトレーニングがうまくいかないときの立て直し方
「また失敗した…」と落ち込む前に、
「どうしてそうなったのかな?」と考えることが、成長への第一歩。
マルポメとあなたが、安心して過ごせる毎日のために。
今日から始められるトレーニングのコツをお届けします!
マルポメのトイレ失敗、なぜ起きる?|原因を知れば焦らなくてOK
トイレの失敗が続くと、「どうしてうまくいかないの?」と不安になりますよね。
でも、実はそのほとんどが、“覚えられない”のではなく“まだ学びの途中”だから。
マルポメがトイレを失敗してしまうのには、いくつかの原因があります。
まずは、その背景を知ってあげることが大切です。
まだ習慣が身についていないだけ
子犬のうちは、排泄のコントロールがまだ不安定です。
「したいな」と思ってから実行するまでの余裕も少ないため、
間に合わずにその場でしてしまうこともしばしば。
これは決して“わざと”ではなく、身体と心が発達している途中の自然な行動です。
叱るのではなく、「次は一緒にがんばろうね」という気持ちで見守ってあげましょう。
トイレの場所がわかりづらい・遠すぎる
- 部屋の隅に置かれていて見つけづらい
- 移動距離が長く、間に合わない
- 途中に障害物がある
こうした場合、マルポメはトイレにたどり着けないだけで失敗してしまうこともあります。
まずはトイレが「いつでもすぐに行ける場所」にあるかを見直してみましょう。
不安やストレスで集中できない
来客の多い日、環境の変化があった日、大きな音がしたとき――
そんなタイミングでは、マルポメも落ち着いて排泄できなくなることがあります。
犬も人と同じで、“緊張してトイレどころじゃない”ときがあるのです。
静かで落ち着ける環境を整えることも、トレーニング成功のカギです。
叱られて逆に混乱してしまう
排泄に失敗した直後、つい「ダメでしょ!」と強く叱ってしまった経験はありませんか?
実はこれ、逆効果。
マルポメは「排泄=怒られること」と勘違いしてしまい、
- 我慢するようになる
- 飼い主の見ていない場所で隠れてするようになる
- トイレそのものに不安を感じてしまう
といった行動につながることも。
✅ トイレの失敗は「叱らない・感情を見せない」が基本対応。
次の成功のために、冷静に対応してあげましょう。
失敗は、マルポメが「どうすればいいのか、まだわからないだけ」。
原因を理解することで、飼い主の気持ちもぐっとラクになります。

トイレ成功率を上げるポイント|“成功体験”を積ませる工夫とは?
マルポメが「ここで排泄すればいいんだ!」と覚えるには、
とにかく“成功体験”を重ねることが大切です。
成功すれば褒めてもらえる、失敗しても怒られない――
そんな安心できる環境の中で、マルポメはぐんぐん学んでいきます。
以下のポイントを意識して、トイレ成功率を少しずつ高めていきましょう。
サークル内にトイレスペースを設ける
最初は行動範囲を広げすぎず、サークルやケージの中に寝床とトイレを分けて設置するのが基本です。
- 動きすぎて迷うのを防ぐ
- 寝床とは別の“排泄スペース”を意識させる
- 失敗を予防しやすく、成功のチャンスが増える
✅ ポイント
寝床とトイレの距離が近すぎると嫌がる子もいるため、適度なスペースを確保しましょう。
排泄タイミングを見極める
トイレ誘導のタイミングはとても重要です。
マルポメが排泄しやすい“ゴールデンタイム”を把握しておくと、成功率が大きく上がります。
✔️ 観察しておきたいタイミング:
- 朝起きた直後
- 食事の後(10〜20分以内)
- 遊んだ後、興奮が落ち着いたとき
- お昼寝から目覚めた直後
このタイミングで、そっとトイレに誘導してあげると、
「この場所でするんだな」と自然と学んでくれます。

ボクは【ワンツー】っていう掛け声で、ちゃんとトイレでできるようになったんだよ🐾
成功直後にその場でしっかり褒める
排泄がうまくいったら、その瞬間にしっかり褒めてあげましょう。
- 声のトーンを上げて「いい子だね!」
- できればおやつなどのごほうびもプラス
- なでたり、笑顔でアイコンタクトを取る
✅ 注意点:
“終わった直後”に褒めるのが大事。タイミングが遅れると、何に対して褒められたのかわからなくなってしまいます。

ボクは【ワンツー】の掛け声でおしっこできたとき、おやつをもらったんだよ🐾
失敗しても叱らず静かに片づける
もしも失敗してしまったら、何も言わず、淡々と片づけるだけでOK。
- 大声で叱らない
- イライラを表情や声に出さない
- 清潔に掃除して、ニオイを残さない
マルポメにとっては、「怒られた」よりも「褒められた」経験のほうがずっと記憶に残ります。
次の成功のために、冷静な対応を心がけましょう。
失敗を減らすのではなく、成功を“積み上げていく”意識が大切。
毎回の成功体験が、マルポメの自信につながります。見てトイレに誘導することで、成功体験が積み重なります。

こんな工夫でさらに安心!|トイレトレーニングを加速させる環境づくり
基本のトイレ対策に加えて、ちょっとした工夫を取り入れるだけで成功率がさらにアップします。
ここでは、マルポメとの暮らしをスムーズにする“+αのヒント”をご紹介します。
においで覚えやすくする(前回の排泄物の跡を少し残す)
犬は嗅覚がとても発達しているため、「におい」で場所を覚える習性があります。
✅ トイレシートにこんな工夫:
- 一度使用したシートを少しだけ残す
- ほんの少し排泄した部分を次のシートに軽く押しつけてにおい付けする
これにより、「ここがトイレだ」と認識が強化され、迷いにくくなる効果があります。
我が家では、おしっこをした後のトイレシートをわざと変えませんでした。
少々汚いですが、臭いで覚えさせるのは有効だと思います。
お迎えしてから2週間ほどでトイレの場所を覚えてきましたよ。
寝床とトイレはしっかり分けて配置する
犬は本能的に「寝床を汚したくない」と考える動物。
その習性を活かして、ベッドとトイレスペースを分離して設置しましょう。
- 同じサークル内でも、寝床とトイレの位置はしっかり離す
- トイレに仕切りや目印をつけて、わかりやすくする
✅ 整理された空間は、排泄の習慣化にとっても有効です。
夜間や外出時にはシートを複数枚用意
夜間や留守番中は、マルポメ自身がトイレに行くタイミングを見計らって行動します。
そのときに1枚しかないと間に合わない or 間違えて別の場所にしてしまうことも。
おすすめは:
- シートを2〜3枚広めに敷いておく
- ケージやサークル内に余裕のあるレイアウトをとる
- 使った部分だけを交換することで無駄も減らせる
特に子犬のうちは、トイレへの精度より“成功できる確率”を重視することが大切です。
うまくいかないときは一度原点に戻る
「昨日まではできていたのに、今日は失敗続き…」
そんなときは焦らず、一度初心に戻って環境や導線を見直すのが有効です。
たとえば:
- 再びサークルやケージに戻して範囲を制限する
- トイレの場所や配置を再確認する
- タイミング誘導や褒め方を改めて丁寧に行う
✅ “一歩戻る”ことは“確実に前進するためのステップ”。
無理に進めず、マルポメの様子に合わせて再調整しましょう。
ちょっとした配慮が、マルポメにとっての“安心感”につながります。
成功しやすい環境をつくってあげることが、トイレ習慣定着の近道です。

まとめ|“できた!”を積み重ねて、マルポメと一緒に成長しよう
マルポメのトイレトレーニングは、失敗して当たり前から始まるステップ。
大切なのは、怒らず、あきらめず、やさしく教え続けることです。
一度で完璧にできる子なんていません。
でも、「ここでしていいんだ」「ちゃんと褒めてもらえた」といった成功体験を積み重ねることで、
マルポメはちゃんと覚えてくれるようになります。
✅ トイレトレーニングのポイントおさらい
- 子犬の失敗は“学びの途中”と理解し、叱らない姿勢が基本
- トイレの設置場所はわかりやすく、最初は行動範囲をしぼると効果的
- 排泄タイミングを見極めて、チャンスを逃さず誘導する
- 成功したらすぐに褒めて、ごほうびでモチベーションアップ
- 失敗は無言で片づける。感情を見せず、冷静に対応
- においや配置など、環境の工夫で“覚えやすさ”を高める
- うまくいかないときは焦らず原点に戻り、再スタートを
「なかなかうまくいかないな…」と感じるときもあるかもしれません。
でも、その時間こそが、マルポメとの信頼関係を育てていく“かけがえのない時間”でもあります。
焦らず、怒らず、いっしょに一歩ずつ。
「できたね!」と褒め合える日を目指して、今日からゆっくり進めていきましょう🐾