マルポメの抜け毛事情とお手入れ方法|毛質の特徴とトリミングのコツ

マルポメの抜け毛事情とお手入れ方法 マルポメ基礎知識
マルポメの抜け毛事情とお手入れ方法

ふわふわで愛らしい見た目が魅力のマルポメ(マルチーズ×ポメラニアンのミックス犬)。
その柔らかい毛並みに一目惚れして、お迎えを決めたという方も多いのではないでしょうか。

でも実際に暮らし始めてみると──
「毛はどれくらい抜けるの?」
「お手入れって毎日必要?」
「トリミングはどのくらいの頻度で行けばいいの?」
といった“被毛のお世話”に関する疑問や不安が出てくることも。


この記事では、そんな飼い主さんのために、

  • マルポメの毛質のタイプ別特徴(マルチーズ寄り/ポメ寄り)
  • 抜け毛の量と換毛期の注意点
  • ブラッシング・シャンプー・静電気対策などのケア方法
  • トリミングの頻度・人気カット・自宅ケアのコツ

を、わかりやすく丁寧に解説していきます。

マルポメの毛のお手入れがもっと身近で楽しい時間になりますように──。
「ふれあい時間の延長」として、日々のケアを一緒に楽しんでいきましょう!


マルポメの毛質はどうなってるの?|まずは“うちの子”を知ることから

マルポメはミックス犬なので、毛質にかなりの個体差があります。
同じ「マルポメ」と呼ばれる子たちでも、毛の長さ・量・手触り・抜け毛の量などはそれぞれ違います。

まずは、自分のマルポメが「マルチーズ寄り」か「ポメラニアン寄り」かを見てみましょう。


マルチーズ寄りのマルポメ

  • 毛質: やわらかくストレートな被毛
  • 構造: シングルコート(単毛)
  • 抜け毛: 比較的少なめ
  • 特徴: 被毛が伸び続けるタイプなので、定期的なカットが必要

見た目はシンプルですが、絡まりやすい毛質のため、日常のブラッシングが重要になります。


ポメラニアン寄りのマルポメ

  • 毛質: フワフワしたダブルコート(オーバーコート+アンダーコート)
  • 構造: ダブルコート(二重毛)
  • 抜け毛: 換毛期(春・秋)にごっそり抜けることも
  • 特徴: ボリューム感があり、見た目はぬいぐるみのよう

被毛の密度が高いため、蒸れ・毛玉・皮膚トラブルを防ぐためのこまめなケアが必要です。


🐾 うちのマルポメは…?
「長くて真っすぐだけどフワッとしてるかも…?」
→ そんな中間タイプの子ももちろんいます!
マルチーズとポメラニアンの“いいとこ取り”が混ざっている子も多いので、
まずは
観察して“その子に合うケア”を見つけていくことが大切です。

ソファの前に並んで座るマルチーズとポメラニアン
マルチーズとポメラニアン 毛質の違い

補足:シングルコートとダブルコートの違い

種類構造抜け毛の量備考
シングルコート毛が1層のみ少なめ毛が伸び続ける。カット必要。
ダブルコート毛が2層構造多め季節の変わり目にごっそり抜ける。

「どっち寄りか」でケア方法は大きく変わります。
まずはその子の毛質をしっかり知ることが、お手入れの第一歩です。

まずは、自分のマルポメがどちら寄りなのかを観察するところから始めましょう。

マルポメくん
マルポメくん

ボクはマルチーズ寄りかなあ?
長くてストレートだけど、ふわふわだよ🐾

床に抜け毛が落ちている中、座るマルポメとブラシ
換毛期には抜け毛が多くなります

 


自宅でできるマルポメのお手入れ術|毎日のケアを“ふれあいタイム”に

「お手入れって難しそう…」「時間もかかりそう…」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、
マルポメのお手入れは、ちょっとした習慣の積み重ねがカギです。

特に抜け毛や毛玉が気になる子は、“こまめにちょっとずつ”が成功のコツ。
日々の暮らしに取り入れやすいケア方法を見ていきましょう。


ブラッシングの頻度と道具選び

毛質タイプ頻度の目安ポイント
シングルコート(マルチーズ寄り)2〜3日に1回(毛が長い子は毎日)毛先の絡まりに注意。静電気も防ぎましょう。
ダブルコート(ポメ寄り)毎日が理想抜け毛対策としても重要。アンダーコートをしっかり取り除く

🔧 道具のおすすめ:

  • スリッカーブラシ(毛を立ち上げてほぐすのに便利)
  • コーム(くし)(仕上げに毛の流れを整える)

※「毛玉ができたら取る」より、「できないようにする」のが大切です!

スリッカーブラシ
スリッカーブラシ
マルポメくん
マルポメくん

ボクは毛玉ができやすいんだ🐾
他の子たちもそうなのかな?


シャンプーの目安と注意点

  • 月1〜2回程度が目安(皮脂の状態やにおい、季節によって調整)
  • 低刺激・犬用専用シャンプーを使用しましょう
  • シャンプー後は、しっかり乾かすことが最重要!
     → 生乾きは、皮膚炎や雑菌の温床に

🐾 コツ:
ドライヤーは「弱風+距離をとって」「首の後ろから乾かす」と、犬が驚きにくいです。


毛玉&静電気対策

毛玉ができやすいポイント:

  • 耳の裏
  • 脇の下・足の付け根
  • 首輪やハーネスの当たる部分

乾燥シーズンには、静電気で毛が絡まりやすくなるため、

  • ブラッシングミストや保湿スプレーを活用
  • エアコン使用時は加湿器を併用して、空気を整える

毎日のちょっとしたケアは、マルポメとの大切なスキンシップの時間にもなります。
「触られるのが好きな子」に育てるためにも、小さいうちからやさしく習慣づけるのがおすすめです。

室内でブラッシングされるマルポメ
明るい部屋でリラックスしながらブラッシングされているマルポメ

トリミングは必要?|カットスタイルとおうちケアのコツも紹介


マルポメの被毛は、「マルチーズ寄り」「ポメラニアン寄り」「その中間」で大きく異なるため、
トリミングの必要性や頻度も“その子次第”。

ただし、顔まわり・足裏・お尻まわりなどの部分ケアは、どんな毛質の子でも必要になります。


トリミングの頻度の目安

  • 月1回〜2ヶ月に1回が一般的なペース
  • 被毛が目に入りやすい子や、毛量が多い子はこまめなカットで清潔さをキープ
  • 「全身カットは2ヶ月に1回」「顔まわりだけ月1回」など使い分けもOK!

特に目元や足裏の毛は伸びると視界を妨げたり、滑りやすくなったりするため注意が必要です。


人気のカットスタイル

スタイル名特徴
ベアカットまんまるフェイスでぬいぐるみのような見た目に。愛らしさ重視◎
ナチュラルスタイル自然な毛の流れを活かしつつ整える、ふんわり派に人気
ライオンカット首まわりの毛を残して、体はすっきり。ポメ寄りの子に多く見られる

どのスタイルも、“うちの子らしさ”を引き出すデザインとして人気があります。
初めてのカットでは、写真を持参してトリマーさんと相談するのがおすすめです。


我が家のマルポメくん、お迎えした頃は短い毛でした。
今は、もふもふの長い毛です。
トリマーさんには、目の周りやおなかは短めにしてもらってます。
足もお散歩で汚れてしまうので、短くカット。
全体的にナチュラルになるよう、仕上げてもらっています。


自宅でできるトリミングのコツ

「全部をサロンに任せるのは難しい…」という方も大丈夫。
自宅でできる“ちょいカット&部分ケア”だけでも、十分清潔さを保てます。

✔ 自宅ケアのポイント:

  • 足裏の毛をバリカンで整える(滑り防止)
  • お尻まわりをカットして排泄後の汚れを防ぐ
  • 目元のカットはトリマーさんに任せた方が安全

🔧 使用する道具は、犬用の先が丸いハサミや、音が静かなペット用バリカンが◎
🪟 場所は明るく、滑らない床の上で。
💬 声かけをしながら、リラックスできる雰囲気を作りましょう。


🧡 ちょっとずつ慣れていけば、おうちでのお手入れも“ふれあい時間”に早変わり。
どうしても不安な部分はプロの手を借りつつ、
「できるところだけ自分で」が、マルポメにも飼い主にも無理のないスタイルです。


室内でブラッシングされるマルポメ
ブラッシングもマルポメとの楽しいふれあい時間

まとめ|“毛のお手入れ”は、マルポメと心を通わせる時間

マルポメの毛質は、マルチーズ寄りかポメラニアン寄りかで大きく変わります。
その子がどちらのタイプかを知ることで、抜け毛対策や日々のお手入れもぐっとやりやすくなります。


✅ ケアのポイントおさらい

  • マルチーズ寄りならシングルコートで抜け毛少なめ、でも絡まりやすい
  • ポメラニアン寄りならダブルコートで換毛期にごっそり抜け毛が出る
  • ブラッシングは毛質に応じて“毎日 or 2〜3日に1回”が目安
  • シャンプーは月1〜2回を基準に、しっかり乾かすことが大切
  • トリミングは月1〜2ヶ月に1回を目安に、部分ケアは家庭でも実践可能
  • 静電気や毛玉の予防には、保湿スプレーや湿度管理が効果的

「お手入れ=大変」と思われがちですが、
実はそれがマルポメと心を通わせる最高のコミュニケーションのひとときになることも。

最初はぎこちなくても大丈夫。
少しずつ慣れていく中で、ふれあいが自然に深まっていくはずです。

ふわふわで、いつまでも清潔で。
そんなマルポメとの毎日を、大切に積み重ねていきましょう🐾

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