小さくて愛らしいマルポメ。
でも、甘噛みが続くと「このままで大丈夫かな?」と心配になりますよね。
実は、子犬の頃の甘噛みは自然な行動。
ただし、正しい対応をしないと「本気噛み」につながることもあります。
今回は、甘噛みの理由とやめさせるためのコツ、そしてやってはいけないNG行動について、わかりやすくお伝えします。
なぜマルポメは甘噛みするの?
子犬期の歯の生え変わりによるムズムズ感
マルポメは生後3〜6ヶ月の間に歯の生え変わりが始まります。
この時期は歯ぐきがムズムズして、何かを噛まずにはいられない状態。
甘噛みは、そんな「かゆみ」を紛らわすための本能的な行動です。
遊びたい・構ってほしいという気持ち
マルポメはとても社交的で、遊びやスキンシップが大好き。
遊びの延長で手や服を噛んでしまうこともよくあります。
これは「もっとかまって!」というサインかもしれません。

ストレスや運動不足によるはけ口
外に出られない日が続いたり、飼い主との時間が少ないと、噛むことでエネルギーを発散しようとすることもあります。
原因は「イライラ」や「退屈」かもしれません。
甘噛みをやめさせるための基本対処
遊びの途中で手を噛まれたら、即中断
甘噛みが出たらその瞬間に遊びをやめて、背を向けて立ち去るのが効果的。
「噛むと楽しい時間が終わる」と覚えさせましょう。
「痛い!」と短く反応して無視する
大げさに叫んだりせず、一言「痛い!」と低めの声で伝え、無視することで「これはダメなんだ」と気づかせることができます。
リアクションが強すぎると、逆に喜んでしまう子もいます。

代わりに噛んで良いおもちゃを与える
「噛んでいいもの」を用意しておくことも大切です。
知育トイや硬めのおもちゃを渡し、正しく発散できる環境を整えてあげましょう。
人間の手=おもちゃにしない関わり方
普段のふれあいでも、手でじゃれさせる遊びは控えるようにしましょう。
手は「撫でるもの」「優しく触れ合うもの」として教えることで、認識が変わってきます。

やってはいけないNG対応
大きな声で怒鳴る・叩く
どんなに腹が立っても、叩く・怒鳴るなどの強い罰は絶対NGです。
怖がりになったり、逆に防衛反応として噛み癖が悪化することもあります。
噛まれても笑って許す(無意識に強化)
可愛いからといって、「痛くないから大丈夫〜」と毎回許していると、それが癖になってしまうことも。
一貫した対応を意識しましょう。
ずっと無視する(逆に不安を煽ることも)
甘噛みしたからといって、一日中無視するのは逆効果。
あくまで「噛んだ直後の短い無視」を心がけましょう。
日常のストレスに気づかないまま放置
そもそも、ストレスが原因で甘噛みしている場合は、根本的な生活環境の見直しが必要です。
運動・睡眠・食事・遊び…どこかに偏りがないか見直してみましょう。

まとめ
- 甘噛みは歯のムズムズ感や欲求・ストレスのサイン
- 噛んだら遊びを中断し「楽しい時間が終わる」と教える
- 「痛い!」と短く反応し、その後は無視で対応
- 噛んで良いおもちゃで発散させるのが効果的
- 手でじゃれさせず、触れ合いの意味を明確にする
- 怒鳴る・叩くといった罰は逆効果
- 可愛いからといって毎回許すのはNG
- ストレスや運動不足が背景にないかもチェック
「甘噛み」は、子犬が成長していく中でよくある行動です。
焦らず、正しい方法で根気よく接することが、信頼関係の第一歩になります。