「留守番が苦手でずっと鳴いている」「出かける支度をするとそわそわ」
そんなマルポメの様子を見て、心配になったことはありませんか?
でも大丈夫。
少しずつステップを踏めば、マルポメは“安心して待てる子”に育ってくれます。
今回は、マルポメが落ち着いて留守番できるようになるための練習方法と不安の軽減法をまとめました。
なぜマルポメは留守番が苦手?
甘えん坊な性格と分離不安の傾向
マルポメは、マルチーズとポメラニアンのどちらも人懐っこく甘えん坊な性格を受け継いでいます。
そのため、飼い主さんがいない状況に強い不安を感じやすく、分離不安のような行動につながることもあります。
小型犬に多い「依存型」行動
小型犬は特に、人との距離が近い生活になりがち。
いつも抱っこされていたり、どこへ行くにも一緒だったりすると、「ひとりの時間=不安な時間」と認識してしまいます。
過剰なリアクションが不安を助長することも
外出前に「いい子にしててね!」と声をかけたり、帰宅後に思いっきりハグしたり。
実はこうした行動が、かえってマルポメに「留守番=一大イベント」と思わせてしまう原因になることもあるのです。

留守番トレーニングのステップ
まずは数分から始める「在宅練習」
いきなり長時間のお留守番ではなく、まずは別室に1〜2分離れて過ごす練習から始めましょう。
「ひとりでも平気なんだ」という経験を少しずつ積み重ねていくことが大切です。
「行ってきます」を特別な言葉にしない
外出前の合図が強すぎると、マルポメが構えてしまいます。
静かに・自然に出かける習慣をつけることで、不安の高まりを抑えることができます。

帰宅後も淡々とした態度で接する
興奮しているマルポメにすぐに応えるのではなく、少し落ち着くのを待ってから優しく接するようにしましょう。
このメリハリが、「留守番は日常の一部」と認識させる鍵になります。
安心できる居場所の工夫(クレート・ベッド)
留守番中は、クレートや落ち着けるベッドを用意することで、不安が軽減されます。
お気に入りのタオルや毛布を一緒に入れてあげるのも効果的です。

不安を減らす工夫とアイテム
音やにおいで安心感を与える
テレビの音や、飼い主の匂いがする衣類を近くに置くと、マルポメの安心感につながります。
静寂が逆に不安を誘うこともあるので、適度な環境音は効果的です。
見守りカメラや自動おやつ機の活用
スマホ連携のカメラでマルポメの様子を確認したり、自動でご褒美が出る装置を使えば、お互いに安心です。
ただし、依存にならないよう使い方は工夫しましょう。
留守番中に使えるお気に入りのおもちゃ
噛むことで落ち着ける「コング」などの知育トイは、退屈対策にもおすすめ。
特におやつを詰めておくタイプは、楽しみながら留守番ができる環境づくりに最適です。
生活リズムを整えて不安を予防する
毎日の散歩・ごはん・お昼寝が一定のリズムで繰り返されることで、留守番も予測しやすくなります。
安定した生活こそが、最大の不安軽減策です。

まとめ
- マルポメは甘えん坊な性格から留守番が苦手になりやすい
- 過度なリアクションは不安を助長する原因になる
- 数分の在宅練習から少しずつステップアップ
- 外出・帰宅時は淡々と自然に接するのがコツ
- クレートやベッドで安心できる居場所を用意
- 音やにおいで安心感をサポートする工夫を
- 自動グッズや知育トイで楽しく過ごす環境をつくる
- 規則正しい生活がマルポメの安心感につながる
一人にすることがかわいそう…と思ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、「大丈夫だよ」と教えてあげるのも飼い主の大切な役目です。
ゆっくり慣れて、笑顔でお出かけ・お帰りができる関係を築いていきましょう。